![](https://xn--48s2gy3e3o20y3dq28go4c.online/wp-content/uploads/2023/11/スクリーンショット-2023-11-20-18.12.20-2-706x1024.png)
ドップラー効果の問題であるが、定量的な計算は必要なく、定性的な議論で十分である。
先ず、A さんのおんさから直接 B さんに届く音の周波数は、距離が近くなっているので、振動数は大きく(高く)なる。
次に、A さんのおんさから発した音が後ろに伝播し、壁に跳ね返って B さんに聞こえる音は、壁に達する音を考えると、おんさは壁から遠ざかっているので、振動数は小さく(低く)なる。その振動数の音が壁で反射され、そのまま B さんに届く。
この振動数の差の絶対値が、B さんが聞くうなりの数である。
Aさんが歩く速さを早くすれば、直接届く音の振動数はより大きくなり、壁に反射して聞こえる音はより小さくなる。
従って、うなりの数は多くなる。
結局、答えは①となる。
もちろん、ドップラー効果の式を用いて解くことも出来るが、定性的な答えはこれで十分である。